メモ帳

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ふゆくる感想02 名探偵を始めますから情報がそれなりに出揃ってくるまで

名探偵宣言からの聞き込み、被害者の遺体、現場、自室検分までです。

一言でいうと、夕陽さん、新たな情報を入手する都度半端な推理を開陳し、協力者に論破される。
しかし、ホームズの名言「不可能を消去して、最後に残ったものが如何に奇妙な事であっても、それが真実となる」に倣うのであれば、可能性を提示し、不可能を立証することで状況を進めて行く手法は理に適ったものと言えなくもない。やはり名探偵。ホームズの再来かよ。
また、穴だらけの推理を得意げに語りそれを即座に論破されるというのは精神的に結構くるものがあるはず。それを幾度も繰り返し、しかし折れない精神力こそが名探偵編での夕陽の一番の見せ場だったのではないか。ぼくだったら部屋に引きこもって一晩中見悶えちゃう。こんなんトラウマもんや。

情報がそれなりに出揃ったということなので読み手側としても推理させていただくと、月角島としほんがグルで狂言自殺かなあ。
ふたりが現場で死んだとは考えられない。であれば月角島はともかく、しほんが本当に死んだとは考えにくい。
状況が同じである以上、しほんは月角島とグルだった。そうでなくとも状況再現できるだけの情報を得ていたと考えられる。
頭のない死体はどうやって確保したかということになるが、まあ役職的にベルリンが協力者であったとすれば可能であるといえる。はず。
一応筋が通ると思うので、一旦この方向性で見て行くことにする。間違ってたら超恥ずかしい。

じゃあ動機はなんなのか。

しほんについては、夕陽に名探偵をさせたがっていたこと、知り合いが死んだわけでもないのに…という理由で断られたことから、夕陽に名探偵をさせるための動機付けとして被害者を演じたという事で理屈は通る。しかしなんで名探偵をさせたいのかという理由については現状では不明。なんとなくろくでもない理由のような気がしてならない。名探偵の誘いをした時点では死ぬ気はないっぽかったしなあ。

月角島については、夕陽とチェスの会話をした際の、これから生きて行く方針に従ったものと思われるが、この方針もまた現状では不明。
チェスの会話から推測するならば、カーネーションを繰り返して学園に縛られ続けることから逃れて別のルールで生きることを望んだとかかな。この支配からの卒業とか歌いだしそう。作中の卒業がどうなってどうなることなのかも分かってないけど、この卒業から卒業することが目的なのかもしらん。

ベルリンはあんまり出番なかったしよくわかんない。
殺人鬼としてのお仕事を終わらせたい、ってことなら筋は通るのかな?
ただ、双子ちゃんはお互いに含むところがあるようだけど、互いに思ってることと実態に齟齬があるような気がするね。本当になんとなく。


以下、登場人物にまつわる情報とか印象

 

空丘夕陽
名探偵。鋼の精神力。つよい。

霜雪しほん
夕陽はしほんの研究ラボへは自分一人で行くべきだと思っているらしい。なんでだ。
偽装自殺を支持する立場上、針を隠し持っていたことで卒業が近いことを連想させたことは夕陽に対するブラフだと思う。

熾火澱
原始人と言ったが狂犬だった。年中発情中の狂犬。やはり地獄か。
殺人鬼に親でも殺されたんですかね?

月角島ヴィカ
バストアップ収集家。おそらく全生徒の情報を収集してたということなんだと思う。ストーカー養成校かよ。
博愛主義者だから生徒のストーカーになったのか、情報を収集しているうちに博愛主義者と呼ばれるようになったのか。

水名とりねこ
また居眠りしてた。

菊間塔子と会長
頭が良くて物知り。夕陽に助言をくれたり推理を潰したりしてくれるお助けキャラ。
菊間の方はやたら思わせぶりな事言ってるけど思わせぶりな事言ってるだけで実は何も知らなそう。思わせぶりだから。

宇賀島ユカリとベルリン
ベルリンは罰を与える為なんだーとか言ってユカリとえっちなことしてたけど、ユカリさんは滅茶苦茶楽しそうにヒトを薔薇人間にしようとしてるんですけど罪の意識どこ行ったの。話が違うんですけど。殺人鬼としてのポーズなの?


その他気になること
ユカリの薔薇園での発言「人は変わる」とは?双子ちゃんはバグで生まれた同一人物でしたとか?
月一で行う注射とは何のために行われるのか?クラゲ汁でも注入してんの?
殺人鬼のルールとは?そもそも何のために、誰に言われてやってんの?
春に意識が引っ張られてる感がすごい。

 

以上