メモ帳

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ハナマサの大豆ミート入りサイコロステーキのこと

肉のハナマサでサイコロステーキが大豆ミート入りにリニューアルしてたから食べてみた。
なんとお値段100グラム99円。まあ安い。もう牛肉の値段じゃないね。牛肉じゃないもんね。
まあ元々100グラム128円とかで売られてたクソ安食肉ではあるのだけど。


食べてみた感想。


食感はサクサクというかザクザクしてる感じ?でまあ悪くない。従来のサイコロステーキが持っていたギトギト感と大豆肉特有のモソモソ感が見事に中和された形で良い塩梅かと。
大豆肉がシャバシャバしてマズいと感じるのは水でふやかしているからであり、牛脂でふやかして使えばしっとり良好な食感になるという新事実。宗教も健康も知らんぷい。


そんでお味の方はどうかと言うと、まあ、そのちょっと言いづらいんですけど、これが受け入れられるのはちょっと難しいんじゃないかなあと。
大豆肉全般についてもう再三言われてると思うんだけど、肉の味じゃないんだよねこれ。味と言うか匂いがね、完璧に大豆製品なの。なんなら焼いてる間もレンジで厚揚げ温めてる時みたいな匂いだったし。

サイコロステーキの形状をしているのに、大豆製品たとえば油揚げのような匂いがするわけですよ。なんつうか、こう、違和感がすごい。階段がもう一段あると思って踏み出したら地面だった、みたいな。うん何言ってるかわかんねえや。
僕はまあこれがそういうモノだと分かって買って、焼いて、食ってるわけだから諸々了承済みで、だからそんな違和感も楽しめるんだけれど、事前知識なしでサイコロステーキですよさあお食べとやられたら、なかなかキツいんじゃないかって思うんですよね。

結構クソミソに貶しているようだけど実は、個人的には大分アリです。豆類は大体好きなので。
ただどうしても見た目から期待する味っていうのがあって、実際に口に入れた時にそれと乖離していたら、あれ?なんかヘンなもん食ってるんじゃない?やばない?ってなると思うんですよね。違和感がなくなるほどに一般化すればあるいは、とは思うけどこれもう卵か鶏かみたいなハナシになっちゃうし。


結論としては、サイコロステーキのような何か。

畢竟、大豆をどうしたって肉にはならない。コストと手間に糸目をつけなければ結構いいところまで行けそうではあるけどそれはともかく。
明らかに別物なのに、「本物のお肉と見分けがつかない!」なんてすぐバレる嘘を付くから違和感を意識せざるを得なくなり、胡散臭いまがい物のような目で見てしまうのであって、ちゃんと大豆の味がする、豆腐とか油揚げみたく大豆製品の一ジャンルなんですよって言ってくれれば消費者側としてもまた違ったスタンスで臨むことができるんじゃあないかなあ。

 

最近流行りの大豆ミートに真に求められる物は「肉っぽくなさ」であるという新学説を提唱してみたところでこの項おわり。